コンピューティングサービスの統計情報

コンピューティングサービスの可観測性ページでは、リアルタイム分析をモニタリングし、コントロールパネルでサービスの履歴統計を確認することができます。

設定前の注意点

こちらに表示されるコンピューティングサービスの詳細を確認する前に、コントロールパネルにアクセスする方法を理解し、可観測性インターフェイスの基本情報に注意を払うようにしてください。

リアルタイム可観測性グラフの表示

リアルタイム可観測性グラフでは、秒単位で運用されているサービスのメトリクスを個別にモニタリングすることができます。ダッシュボードのメニューから、データを表示したい特定のデータセンターを選択することができます (デフォルトではすべてのデータセンターが表示されます)。また、ダッシュボード上部には、以下のようなリアルタイムのキャッシュ情報が表示されます。

  • Requests: 秒間に Fastly が受信するサイトへのリクエストの数。
  • Errors: 制限エラーを含む、Wasm サービスのエラー数。
  • Bits transferred (client): Wasm サービスに Fastly が送信および受信したヘッダーとボディのビット総数。
  • Bits transferred (backend): Fastly が、Wasm サービスのバックエンドとその間に送信および受信したヘッダーとボディのビット総数。
  • Bandwidth: Fastly のサーバーから、Web サイトの訪問者への帯帯域、データ転送量。
  • Memory Resource Limits Exceeded: ゲストがスタック、ヒープ、またはグローバル制限を超えた回数。
  • RAM Usage: Fastly によりサイトに使用される RAM 量 (時間枠内で最も高い使用量を示す最大値を含む)
  • Total Wall Clock Time: アクティブ CPU 時間を含む、リクエストを処理するのに使用する実際の時間。
  • CPU Time: リクエストを処理するのに使用するアクティビティ CPU 時間。
  • Logs: Fastly からエンドポイントに送信されたログ数。
  • Log Bandwidth: Fastly からエンドポイントに送信されたログの総帯域、データ転送量。

サービスを作成したばかりの場合、「表示するデータがありません」というメッセージが表示されることがあります。これは、以下の理由によるものです。

  • サイトへの十分なデータが発生していない。 この場合は、自らサイトを訪問してトラフィックを発生させてください。
  • CNAME 変更直後である。 この場合は、変更が DNS サーバーに反映されるのに、数分から数時間かかることがあります。詳細については、Fastly を指すようにするため DNS レコードの変更 をご参照下さい。

キャッシュアクティビティがリアルタイムで表示され始めたら、可観測性グラフも操作できるようになります。

過去の可観測性グラフの表示

過去の可観測性グラフには、選択した Fastly サービスの統計 API が視覚的に表示されます。また、All services をクリックすると、Fastly のすべてのサービスに集約された過去のメトリクスを表示できます。 このグラフは、サイトの統計情報から得られたメトリクスを表示するものです。 サービスを作成したばかりの場合、「表示するデータがありません」というメッセージが表示されることがあります。

ここに表示されたパフォーマンス指標によって、Wasm サービスを最適化し、時間とともにサービスのトラフィックを分析することができます。これらのメトリクスには、次のようなものが含まれます:

  • Requestsのメトリクスでは、対象のサイトに対して Fastly が受け取ったリクエストの経時的総数が表示されます。
  • Response Status Codes指標は、Fastly を使用して、Wasm サービスに提供された HTTP 情報 (1xx)、成功(2xx)、リダイレクト(3xx)、クライアントエラー(4xx)サーバーエラー(5xx)のステータス数を表示します。
  • Bytes transferred to client指標は、Wasm リクエストのボディとヘッダー部分を提供するときに、Fastly が Wasm サービスに転送したバイトの相対的な値を示します。
  • Bytes transferred from client指標は、Wasm リクエストのボディとヘッダー部分を受信したときに、Fastly が Wasm サービスに転送したバイトの相対値の合計を表示します。
  • Bytes transferred to backend指標は、Wasm リクエストのボディとヘッダー部分を受信したときに、Fastly がサービスのバックエンドに転送したバイトの相対値の合計を表示します。
  • Bytes transferred from backend指標は、Wasm リクエストのボディとヘッダー部分を受信したときに、Fastly がサービスのバックエンドから転送したバイトの相対値の合計を表示します。
  • Bandwidth指標は、Fastly がサイトに配信し帯域量を示します。
  • Memory Resource Limits Exceeded指数は、ゲストがスタック、ヒープ、またはグローバル制限を超えた回数を示します。
  • RAM Usageのメトリクスには、Fastly によってサイトに使用される RAM の量 (この時間枠内で最も高い使用量を示す最大値を含む) が表示されます。
  • Total Wall Clock Time指標は、アクティブ CPU 時間を含む、リクエストを処理するのにかかった実際の時間を示します。
  • CPU Time指標は、リクエストを処理するのかかったアクティブな CPU 時間を示します。
  • Logs の指標は、Fastly からエンドポイントに送信されたログの数を示します。
  • Log Bandwidth の指標は、Fastly からエンドポイントに送信されたログの総帯域幅サイズを示します。

次のステップ

パフォーマンスメトリクスが表示されたら、可観測性グラフも操作できるようになります。


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