自動 gzip 圧縮を有効にする
最終更新日 2022-02-16
Fastly は、情報送信を高速化するために gzip データ圧縮に対応しています。Fastly の gzip 機能は、オリジンからコンテンツを動的にフェッチ、圧縮、そしてキャッシュします。gzip を有効にする方法は2つあります。
- ファイル拡張子に基づいて。 デフォルトの gzip ポリシーを有効化することで、次の拡張子のファイル内のコンテンツを圧縮することができます。
css js html eot ico otf ttf json svg
- コンテンツタイプに基づいて。 高度な gzip ポリシーを設定することでと、圧縮対象コンテンツと条件をカスタマイズすることができます。
圧縮によるレスポンスサイズの縮小によってデータ転送量が削減され、結果として全体的なコストを抑えることができます。
重要
Fastly は、限定提供版としてBrotli 圧縮をサポートしています。アカウントでこの機能を有効にするには、support@fastly.com までご連絡ください。詳細については、プロダクトと機能のライフサイクルに関する説明をご覧ください。
gzip の有効化
ファイル拡張子やコンテンツタイプに基づいてキャッシュ可能なコンテンツを動的に gzip 圧縮するには、以下の手順に従って、デフォルトの gzip ポリシーを有効にします。
- Fastly コントロールパネルにログインします。
- Home ページから、適切なサービスを選択します。検索ボックスを使用すると、ID、名称、ドメインでの検索が行えます。
- Edit configuration ボタンをクリックし、アクティブなバージョンをクローンするオプションを選択します。ドメインページが表示されます。
- Content をクリックします。Content ページが表示されます。
- gzip を有効にするには、Default gzip policy スイッチをクリックします。
- Activate ボタンをクリックして設定変更をデプロイします。
高度な gzip ポリシーの設定
圧縮対象コンテンツと圧縮の条件をカスタマイズするには、以下の手順に従ってください。
- Fastly コントロールパネルにログインします。
- Home ページから、適切なサービスを選択します。検索ボックスを使用すると、ID、名称、ドメインでの検索が行えます。
- Edit configuration ボタンをクリックし、アクティブなバージョンをクローンするオプションを選択します。ドメインページが表示されます。
- Content をクリックします。Content ページが表示されます。
- Set up advanced gzip ボタンをクリックします。Create a gzip 設定画面が開きます。
-
Override these defaults リンクをクリックします。追加の gzip フィールドが表示されます。
- 以下のように Create a gzip の各フィールドに入力します。
- Name フィールドに、新しい gzip ルールの名前を入力します。
- Extensions フィールドに、動的 gzip 圧縮対象のファイル拡張子を入力します。拡張子は、スペースで区切ります。ファイル拡張子を表す3文字または4文字の文字列のみを入力します。
- Content Types フィールドに、動的に gzip 圧縮したい各コンテンツタイプをスペースで区切って入力します。正規表現は使用しないでください。
- Create ボタンをクリックします。新しい gzip ポリシーが表示されます。
- Activate ボタンをクリックして設定変更をデプロイします。
ヒント
gzip 圧縮を利用する場合、リクエストヘッダーに基づいて出力を変更することがあります。そのため、Fastly は受信したリクエストの Accept-Encoding
値を正規化します。詳細については、Accept-Encoding ヘッダーに関するドキュメントをご覧ください。
制約および考慮事項
この機能には以下のような考慮すべき制約と考慮事項があります。
- 自動 gzip 機能はキャッシュ可能なコンテンツのみを圧縮できます。
- オリジンですでに圧縮されたコンテンツはそのままキャッシュされます。再圧縮されることはありません。
- ベストプラクティスとして、パフォーマンスを向上させ、コスト(クラウド転送料など)を削減するためにできる限りオリジンでコンテンツを圧縮することをお勧めします。