設定ストアの操作
最終更新日 2023-02-22
設定ストアはバージョンレスコンテナの一種で、頻繁に使用されるデータをエッジからの読み込みが可能なキーと値のペアとして保存し、お客様のアカウントの複数の Compute@Edge サービス間で共有できるようにします。
また、API 経由で設定ストアの作成と設定もできます。
重要
この機能は、限定提供版リリースの一部です。詳細については、担当のアカウントマネージャーまたは、japan@fastly.com までメールにてお問い合わせください。
制約と考慮事項
設定ストアの作成または変更を行う場合、以下の点に留意してください。
- 設定ストアはコンピューティングサービスでのみ使用することができ、VCL ベースの配信サービスでは使用できません。
- Compute@Edge の無料トライアルでは、最大100エントリーまで可能な設定ストアを1つ使用できます。
- 有料アカウントでは最大5つの設定ストアを使用でき、最大500エントリーまで可能です。
- 設定ストアのキーは256文字まで、値は8000文字までに制限されています。
- 設定ストアとキーの名前、値は大文字と小文字が区別されます。
警告
個人情報、シークレット、機密性の高いデータなどを設定ストアに保存したり、エッジロジックに使用しないようにしてください。また、設定ストアのバージョン履歴は維持されません。Compliance and Law FAQ に、Fastly による個人情報の保護について詳しく記載されています。
設定ストアの作成
Resources タブから設定ストアを作成します。その後、キーと値のペアをストアに追加します。
以下の手順に従って、新しい設定ストアを作成できます。
- Fastly コントロールパネルにログインし、Resources リンクをクリックします。
- Create a config store ボタンをクリックします。
- 設定ストアの名前を入力します。
- Add ボタンをクリックします。
- Key-value pairs の下にある、Add item をクリックします。キーと値のペアを追加する行が表示されます。
- 適切な列にキーと値を入力し、Add ボタンをクリックします。
- この操作を繰り返してキーと値のペアを追加できます。
設定ストアをサービスにリンクする
少なくとも1つのキーと値のペアを設定ストアに追加したら、Resources タブまたは任意のサービスの Service configuration タブから設定ストアをサービスにリンクすることができます。
Resources タブから設定ストアをリンクする
以下の手順に従って、Resources タブから設定ストアをサービスにリンクできます。
- Fastly コントロールパネルにログインし、Resources リンクをクリックします。
- リンクするストアの右側にある Link to services ボタンをクリックします。サービスのリストが表示されます。
- 設定ストアをリンクするサービスの横にあるチェックボックスを選択します。
- Next ボタンをクリックします。
- 各サービスの Version メニューを使用して、設定ストアを追加するサービスバージョンを選択します。既存のドラフトバージョンを選択するか、または現在有効なバージョンをクローンすることを選択できます。
- リンクを完了するには、以下のオプションのいずれかを選択します。
- Link only: 設定ストアを選択したサービスバージョンにリンクします。
- Link and activate: 設定ストアを選択したサービスバージョンにリンクし、それらのバージョンを有効化します。
設定ストアがサービスにリンクされると、正常にリンクされたことを示すメッセージが表示されます。エッジロジックで設定ストアの参照をすぐに開始できます。Link only を選択した場合、ロジックを実行する準備ができたらサービスを有効化する必要があります。
Service configuration タブから設定ストアをリンクする
以下の手順に従って、Service configuration タブから設定ストアをサービスにリンクできます。
- Fastly コントロールパネルにログインします。
- Home ページから、適切なサービスを選択します。検索ボックスで ID、名称、ドメインによる検索が行えます。
- Edit configuration ボタンをクリックし、アクティブなバージョンをクローンするオプションを選択します。Domains ページが表示されます。
- Resources の下にある Config store リンクをクリックします。Config store ページが表示されます。
- Link Config Store to service メニューから、サービスにリンクする設定ストアを選択します。
設定ストアがサービスにリンクされると、正常にリンクされたことを示すメッセージが表示されます。エッジロジックで設定ストアの参照をすぐに開始し、準備ができたらサービスを有効化することができます。
設定ストアのリンクを解除する
以下の手順に従って、Resources タブからサービスへのリンクを解除できます。
- Fastly コントロールパネルにログインし、Resources リンクをクリックします。
- Services セクションを展開します。
- リンクを解除するサービスの横にある Unlink リンクをクリックします。
- Confirm and unlink をクリックします。
Resources タブからサービスへのリンクを解除すると、そのサービスの新しいドラフトバージョンが作成されます。サービスと設定ストアのリンクを解除する作業を完了するには、サービスを有効化する必要があります。
以下の作業に従って、サービスへのリンクを Service configuration タブで解除できます。
- Fastly コントロールパネルにログインします。
- Home ページから、適切なサービスを選択します。検索ボックスで ID、名称、ドメインによる検索が行えます。
- Edit configuration ボタンをクリックし、アクティブなバージョンをクローンするオプションを選択します。Domains ページが表示されます。
- Resources の下にある Config store リンクをクリックします。Config store ページが表示されます。
- サービスへのリンクを解除したい設定ストアの横にある Unlink from service ボタンをクリックします。
- Confirm and unlink をクリックします。
- サービスを有効にして、設定ストアのリンク解除を完了します。
設定ストアの編集
設定ストアの名前と、ストア内のキーと値のペアを編集することができます。
以下の手順に従って、設定ストアの名前を変更できます。
- Fastly コントロールパネルにログインし、Resources リンクをクリックします。
- 名前を変更するストアの右側にある鉛筆アイコンをクリックします。
- 設定ストアの新しい名前を入力します。
- Save ボタンをクリックします。
- ストア名の変更の確認を求めるウィンドウが表示されます。Confirm and rename をクリックして名前の変更を完了します。
設定ストアの新しい名前を使用するようカスタムロジックを更新してください。
以下の手順に従って、新しいキーと値のペアを設定ストアに追加できます。
- Fastly コントロールパネルにログインし、Resources リンクをクリックします。
- Key-value pairs セクションを展開します。
- Key-value pairs の下にある、Add item をクリックします。キーと値のペアを追加する行が表示されます。
- 適切な列にキーと値を入力し、Add ボタンをクリックします。
- この操作を繰り返してキーと値のペアを追加できます。
以下の手順に従って、設定ストア内のキーと値のペアを編集できます。
- Fastly コントロールパネルにログインし、Resources リンクをクリックします。
- Key-value pairs セクションを展開します。
- 編集したいエントリーにカーソルを合わせ、表示される Edit リンクをクリックします。
- 必要に応じてキーや値を編集します。
- Save ボタンをクリックします。
設定ストアに関連付けられたデプロイ済みのサービスバージョンを含め、変更がすぐに設定に適用されます。
設定ストアの削除
設定ストアはいつでも削除することができます。設定ストアを削除する場合は、すべてのサービスへのリンクを解除しないとエラーが表示されます。
設定ストアを削除すると、ストア内のすべてのキーと値のペアも削除されます。これらのキーを参照するカスタムロジックがある場合は、ストアを削除する前にそれらを更新してください。
以下の手順で、設定ストアを削除できます。
- Fastly コントロールパネルにログインし、Resources リンクをクリックします。
- リンクするストアの右側にあるゴミ箱アイコンをクリックします。
- Confirm and delete ボタンをクリックします。