キャッシュを一時的に無効にする

キャッシュは、以下のレベルで無効にすることができます。

  • 個別の URL レベル
  • ブラウザレベル
  • サイトレベル

個々の URL レベルでのキャッシュの無効化

個々の URL レベルでキャッシュを無効にする場合

  1. 常に Pass を強制するリクエスト設定を作成します。
  2. リクエスト設定に、特定の URL を参照する条件を追加します。
  3. この設定を有効化するため、新しいバージョンのサービスを有効にします。

ブラウザレベルでのキャッシュの無効化

理論的には、すべてのブラウザが HTTP プロトコルのルールに従うはずですが、実際には、このルールに厳密に従わないブラウザもあります。以下のヘッダーの組み合わせを使うと、テストしたすべてのブラウザで、まったくキャッシュを行わないように強制できるようです。

Cache-Control: no-cache, no-store, private, must-revalidate, max-age=0, max-stale=0, post-check=0, pre-check=0
Pragma: no-cache
Expires: 0

なお、IE8 では戻るボタンに関連して、おかしな挙動が見られます。Vary: * をヘッダーに追加することでこの問題を解決できるようです。

重要

コンテンツを Fastly でキャッシュし、ブラウザではキャッシュされないようにしたい場合は、オリジンサーバーにこれらのヘッダーを追加しないでください。代わりに、これらを Content ページで新しい Header として追加し、Type を Response に設定します。

サイトレベルでのキャッシュの無効化

サイトレベルでキャッシュを無効にするには、VCLスニペットを作成して、サービスにすべてのリクエストを渡すようにします。

  1. Fastly コントロールパネルにログインします。
  2. Home ページから、適切なサービスを選択します。検索ボックスで ID、名称、ドメインによる検索が行えます。
  3. Edit configuration をクリックし、アクティブなバージョンをクローンするオプションを選択します。
  4. VCL Snippets をクリックします。

  5. Create Snippet をクリックします。

    vcl スニペットのウィンドウ

  6. 以下の要領で、Create a VCL snippet の各フィールドに入力します。

    • Name フィールドに、適切な名前 (例: Pass All Requests) を入力します。
    • Type のセクションで within subroutine を選択します。
    • Select subroutine メニューから、recv (vcl_recv) を選択します。
    • VCL フィールドに、以下の条件を追加します。
    return(pass);
  7. Create をクリックしてスニペットを作成します。

  8. Activate をクリックして設定への変更をデプロイします。

すべての要求は、VCL の vcl_recv から return(pass); を削除するか、このスニペットを削除するまで渡され続けます。


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