Insights ページについて

Insights ページには、Deliver サービスに格納されたログデータに基づくインサイトが表示され、トレンドを事前に特定し、パフォーマンスを最適化し、問題をトラブルシューティングおよびデバッグすることができます。 Insights ページにアクセスするには、Observability > Insights に移動します。

設定前の注意点

Log Explorer & Insights はデフォルトでは無効になっています。スーパーユーザーのロールを割り当てられているユーザーは、コントロールパネルの Insights ページまたは Trials ページのいずれかから、30日間のトライアルを直接有効にすることができます。トライアル期間の終了後、ご利用のアカウント向けに Log Explorer & Insights を購入したい場合は japan@fastly.com にお問い合わせください。その後、スーパーユーザーまたはエンジニアがサービスを有効化することでご利用いただけます。また、それに伴い毎月の請求金額も変更されます。

コントロールパネルにアクセスする方法を理解してから、各ページを確認してください。

Log Explorer & Insights の有効化と無効化

注意

API 経由で Log Explorer & Insights を有効または無効にする場合は、開発者ドキュメントをご覧ください。

Log Explorer & Insights の有効化

サービスの Log Explorer & Insights を有効化する方法

  1. Fastly コントロールパネルにログインします。
  2. Home ページから、適切なサービスを選択します。検索ボックスで ID、名称、ドメインによる検索が行えます。
  3. Observability > Insights に移動します。
  4. Enable Insights and Log Explorer スイッチをクリックして ON の位置にし、サービスの Log Explorer & Insights を有効にします。

有効にすると、アカウントのすべてのユーザーが Explorer および Insights のページにログデータとメトリクスを数分以内に表示できるようになります (サービスへのリクエストを受信している場合)。

Log Explorer & Insights の無効化

サービスの Log Explorer & Insights を無効化する方法

  1. Fastly コントロールパネルにログインします。
  2. Home ページから、適切なサービスを選択します。検索ボックスで ID、名称、ドメインによる検索が行えます。
  3. Observability > Insights に移動します。
  4. Enable Insights and Log Explorer スイッチをクリックして OFF の位置にし、サービスの Log Explorer & Insights を無効にします。

Insights ページについて

Insights ページには、Deliver サービスに保存されたログデータに基づいたインサイトが表示されます。 各サービスに対して、ページには以下のグラフが表示されます。

  • Top 10 5xx Error URLs: 5xx エラーの割合が最も高い上位10位の URL。
  • Top 10 4xx Error URLs: 4xx エラーの割合が最も高い上位10位の URL。
  • Top 10 503 Error Responses: 503エラーの割合が最も高い上位10位のレスポンス。
注意

上位10位の503エラーレスポンスから有意義なインサイトを得るため、データをログに記録する際に、正当な HTTP レスポンス以外の値をレスポンス理由に保存することは避けてください。レスポンスを正規の HTTP レスポンス以外のものに変更するには、レスポンスフィールド値が編集された情報として表示されないように、合成レスポンスを作成することを検討してください。

  • HTTP Request Response Status: HTTP レスポンスステータスコード別にみたリクエストの割合分布。 グラフでステータスタイプをクリックすると、その特定のステータスタイプの詳細を確認することができます。例えば、2xx のバーをクリックすると、2xx 範囲のステータスコードの割合を見ることができ、特定のステータスコードをクリックすると、そのステータスコードのリクエスト数が URL 別に表示されます。
  • 5xx Errors by Type: 総リクエスト量に対する 5xx エラータイプの割合。エラータイプをクリックすることで、エラーの割合を URL 別に確認できます。
  • 4xx Errors by Type: 総リクエスト量に対する 4xx エラータイプの割合。エラータイプをクリックすることで、エラーの割合を URL 別に確認できます。
  • Top 10 URLs by Misses: キャッシュから提供されなかったリクエストの割合が最も高い上位10位の URL。
  • Top 10 URLs by Bandwidth: 最も帯域幅を消費している上位10位の URL を割合別に表示。
  • Top 10 URLs by Response Time: 配信に最も時間がかかった上位10位の URL。 ブラウザから送信されたリクエストと、関連するレスポンスの最後のバイトの受信との間の遅延を測定します。 最終バイトまでの p95 時間を示します。
  • Top Browsers By Requests: リクエストの割合別の上位ブラウザ。グラフ内のブラウザタイプをクリックすると、ブラウザバージョン別の分布を確認できます。
  • Top Devices By Requests: リクエストの割合別の上位デバイス。
  • Top OS By Requests リクエストの割合別の上位オペレーティングシステム。
  • Top Content Type By Requests: リクエストの割合別の上位コンテンツタイプ。
  • Top 10 URLs by Request: リクエストの割合別の上位10位の URL。
  • Requests by client location: クライアント場所別に見たリクエストのい割合を示す地理的マップ。 マップの特定の場所にカーソルを合わせると、その場所のメトリクスが表示されます。 地図の下の表には、各場所のエラーの割合、ヒットの割合、ミスの割合、合成レスポンスの割合、およびパスの割合が表示されます。

Insights ページの設定機能について

グラフのより詳細な情報にアクセスするには、展開アイコン 展開アイコン をクリックして Details ページにアクセスします。このページには追跡されているメトリックに関する詳細情報が表示されます。具体的には、Details ページには通常次の情報が表示されます。

  • グラフの展開ビュー。
  • 最大100の URL をリスト表示する表。
  • チャートに関連するログが表示される Explorer ページを開くボタン。

さらに、Insights and Details ページに表示されるデータを、以下の方法で絞り込むことができます。

  • リクエスト先の Service を選択する。
  • リクエスト先の Domain を入力する。
  • リクエストを受信した Region を選択する。
  • クエストを受信した Point of Presence を選択する。
  • Time Range を指定する。

チャートの中には、ドリルダウンアイコン ドリルダウンアイコン をクリックすると、データを掘り下げて確認できるものもあります。たとえば、HTTP Request Response Status チャート内の特定の HTTP レスポンスコードを掘り下げて、その HTTP レスポンスコードを返した上位のオブジェクトを確認することができます。フィルタを削除するには、ドリルアップアイコン ドリルアップアイコン または All data をクリックします。

次のステップ

サービスの設定を開始する前に、コントロールパネルの機能のすべての領域について詳細をご確認ください。

翻訳についての注意事項
このガイドは役に立ちましたか?

このフォームを使用して機密性の高い情報を送信しないでください。サポートが必要な場合は、サポートチームまでご連絡ください。このフォームは reCAPTCHA によって保護されており、Google のプライバシーポリシー利用規約が適用されます。