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VCL スニペットについて
最終更新日 2023-11-27
VCL スニペットは、VCL ロジックの短いブロックであり、サービス設定に直接含めることができます。カスタム VCL を必要とするような、複雑で特殊な設定がいらない場合に、コードの小さなセクションを追加するのに最適です。Fastly は、以下2種類の VCL スニペットをサポートしています。
- レギュラー VCL スニペットは、Fastly 設定のバージョンを作成すると生成されます。特定のサービスに属し、そのサービスの新しいバージョンをデプロイすると、スニペットに対して行った変更はすべてロックされて適用されます。レギュラースニペットは、削除されるまでサービスと共にデプロイ・クローンされるため、通常の Fastly オブジェクトと同様に扱うことができます。レギュラースニペットは、コントロールパネルまたは API 経由で作成できます。
- 動的 VCL スニペットは、変更時にいつでも修正してデプロイすることができます。バージョンレスオブジェクトであるため (エッジのディクショナリや ACL と同様)、動的スニペットはサービスの変更とは別に変更することができます。そのため、本番環境に対応していないサービスバージョンをデプロイすることなく、スニペットコードを迅速に変更することができます。動的スニペットの作成は、API 経由でのみ可能です。
VCL スニペットの制約事項
- スニペットのサイズは、デフォルトで 1 MB に制限されています。制限よりも大きいスニペットを保存する必要がある場合は、サポートチームまでご連絡ください。
- スニペットは現在、Fastly コントロールパネル経由で作成された条件をサポートしていません。ただし、スニペットコードにて
if
ステートメントを使用することは可能です。 - 現在、スニペットをサービス間で共有することはできません。
- スニペットはネストできません (例:スニペットを別のスニペットに含めることはできません)。
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