アカウントのロックアウト

アカウントがロックされる理由

セキュリティ上の理由から、Fastly ではアカウントへのログイン試行回数が制限されています。パスワードを無制限に推測されることを防ぐため、一定回数にわたって失敗するとログインできないようになります。アカウントにログインすれば、いつでもパスワードを変更することができます。

2要素認証を使用していない場合にアカウントにアクセスする方法

一度アカウントがロックされると、正しいパスワードを使用してもアカウントにログインできなくなります。制限されている試行回数を超えたことによりロックされたアカウントのロックを解除するには、次のいずれかを実行してください。

2要素認証を使用している場合にアカウントにアクセスする方法

モバイルデバイスを利用できない場合

モバイルデバイスにアクセスできない場合でも、リカバリーコードのいずれかを使用してログインを完了することができます。これらのコードは、2要素認証を初めて有効にした際に Fastly アカウント外の安全な場所に保存したリカバリーコードを指します。デバイスに再びアクセスできるようになるまで、このリカバリーコードを使用し続けることができます。ただし、リカバリーコードを使用できるのは一回のみとなっているため、モバイルデバイスにアクセスできるようになる前にコードを使い切ってしまうことがなように、必ず新しいコードを再生成してしてください。

紛失したモバイルデバイスの回収が不可能と思われる状況でも、リカバリーコードが2つ以上残っていれば、1つのリカバリーコードでログインし、2つ目のコードで2要素認証を無効にすることができます。2要素認証を無効化した後に、後ほど新しいモバイルデバイスで再度有効化し、新しいコードセットを再生成することができます。

モバイルデバイスもリカバリーコードも持っていない場合

モバイルデバイスにアクセスできず、リカバリーコードも保管していない場合、お客様の会社でスーパーユーザーのロールが割り当てられている別のユーザーが、次の手順に従ってユーザーの2要素認証をリセットする必要があります。スーパーユーザーが誰なのかわからない場合は、サポートチームまでご連絡ください

モバイルデバイスもリカバリーコードも持っておらず、アカウントのスーパーユーザーが自分しかいない場合

カスタマーサポートにご連絡ください。電話でお客様と会社の関連性を確認させていただきます。お客様の会社のWebサイトに掲載されている、または Fastly のアカウントタブに表示される連絡先を使用します。確認後にリカバリーコードを送信し、パスワードをリセットいたします。

アカウントが不正利用された可能性がある場合

ユーザーのアカウントがハッキングまたはフィッシングされた疑いがある場合、Fastly はハッカーからのアクセスを阻止するために、影響を受けたアカウントのパスワードを予めリセットすることがあります。このような状況が発生した場合には、Fastly はアカウントの実際の所有者 (お客様) 宛に、パスワードをリセットする方法を説明するメールを送信します。このようなメールを受け取った場合は、メールに記載されている手順を実行してください。

アカウントがハッキングまたはフィッシングされた疑いがある場合は、すみやかにカスタマーサポートにご連絡ください。

ロックされたアカウントとブロックされたアカウントの違い

Fastly では、ユーザーの IP アドレスに基づいてアカウントにログインできるユーザーを制限することができます。つまり、正しいログイン名とパスワードを使用しても、IP アドレスが会社の許可アドレスのリストに無い場合、Fastly アカウントへのアクセスがブロックされる可能性があります。

会社がこの IP 許可リストのオプションを有効にしている場合、制限された IP アドレスのリストを最新の状態に保つ必要があります。IP 許可リストの設定を変更できるのは、スーパーユーザーのロールを持つユーザーのみであり (アカウントの所有者は常にスーパーユーザーです)、この権限を実行するためには、アカウント所有者が有効な電話番号を登録していなければなりません。

許可リストを有効にした後にお客様の IP アドレスが変更され、許可リストの設定を更新し忘れた場合、お客様はアカウントからロックアウトされます。Fastly の営業時間内にサポートチームに連絡し、カスタマーサポート担当者から電話でアカウントの所有者に連絡するように依頼してください。


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