ログ配置の変更
最終更新日 2021-06-15
Fastly のリアルタイムログストリーミング機能によって、生成される VCL にログコールが配置される場所を指定できます。
利用可能なログ配置オプション
以下のログ配置オプションを選択できます。
- ログエンドポイントがバージョン2のログ形式を使用している
vcl_log
場合、形式のバージョンのデフォルトによってログステートメントをに置きます。ログエンドポイントがバージョン1のログ形式を使用している場合、ログステートメントをvcl_deliver
に置きます。 - waf debug (
waf_debug_log
) はログステートメントを に置きwaf_debug_log
、WAF 変数のログを可能にします。 - Noneでも、VCL でログステートメントをレンダリングできます。カスタム VCLに手動でログステートメントを書く場合は、このオプションを使用します。
コントロールパネルを使用したログ配置の変更
コントロールパネルを使用してログエンドポイントの VCL の配置を更新するには、以下の手順に従ってください。
- Fastly コントロールパネルにログインします。
- Home ページから、適切なサービスを選択します。検索ボックスで ID、名称、ドメインでの検索が行えます。
- Edit configuration ボタンをクリックし、アクティブなバージョンをクローンするオプションを選択します。ドメインページが表示されます。
- Loggingリンクをクリックします。Logging endpoints 設定画面が表示されます。
- 編集するログエンドポイントの名前をクリックします。Edit this endpoint ページが表示されます。
- Placementセクションで、ログエンドポイントの配置を選択します。
- Updateボタンをクリックします。
- Activate ボタンをクリックして設定変更をデプロイします。
API を使用したログ配置の変更
APIを使用してログエンドポイントの VCL の配置を更新できます。API では、生成された VCL でログ呼び出しに配置する場所を指定するplacement
フィールドを提供します。次のいずれかになります。
- 設定されていない場合に、
""
がデフォルトのバージョン配置を使用します。バージョン2のログ形式を使用したログエンドポイントはvcl_log
に配置されます。バージョン1のログ形式を使用したログエンドポイントは、vcl_deliver
に配置されます。 waf_debug
はログステートメントをwaf_debug_log
サブルーチンに置き、WAF 固有変数のログが可能になります。none
でも、VCL でログステートメントをレンダリングできます。カスタム VCLに手動でログステートメントを書く場合は、このオプションを使用します。
例えば、ログ配置をnone
に更新する場合、curl コマンドは以下のようになります。
$ curl -X PUT -H 'Fastly-Key: FASTLY_API_TOKEN' -H 'Content-Type: application/json' 'https://api.fastly.com/service/<your Fastly service ID>/version/<version_id>/logging/<logging_integration>/<logging_name>' --data-binary '{"placement":"none"}'