シングルパージ
Last updated September 23, 2019
Fastly では、さまざまなレベルでキャッシュをパージ (削除) できます。"Purge URL" コマンドを使えば、単一の URL という小さな単位でキャッシュをパージできます。"Purge All" コマンドを使えば、1つのサービスに含まれる全コンテンツを一気にパージできます。"Purge Key" コマンドを使用する Key ベースのパージでは、選択的にコンテンツをパージできます。さらに、Fastly のキャッシュから完全に削除せずに、期限切れ (stale) としてマークする "Soft Purge" と呼ばれる機能もあります。
ヒント: コンテンツを完全に削除するのではなく期限切れとしてマークするには、Soft Purge 機能を参照してください。また、ワイルドカード・パージにも参考になる情報が掲載されています。
Fastly コントロールパネルを使ったパージ
Fastly コントロールパネルを使用してコンテンツをパージするには、以下いずれかの方法を選択します。
URL によるパージ
単一の URL を消去するには、以下の手順を実行して下さい
- Fastly コントロールパネルにログインし、Configure のリンクをクリックします。
- サービスメニューから設定対象のサービスを選択します。
-
Purge メニューから Purge URL を選択して下さい。Purge URL 画面が表示されます。
- Domain メニューからパージ対象のコンテンツが属するドメインを選択して下さい。選択したドメインがワイルドカードドメイン (例
*.example.com
) の場合、サブドメインを指定するフィールドが表示されます。 - Subdomain フィールドが表示された場合、選択したワイルドカードドメインの削除したいサブドメイン(例
www
)を入力して下さい。 - Full URL path フィールドに、パージしたいコンテンツへのパス (例
/example.jpg
) を入力して下さい。 Preview フィールドには削除対象の URL が表示されます。 - Soft purge チェックボックスをチェックすると、キャッシュされたコンテンツを削除するのではなく、期限切れとしてマークすることができます。
- Purge ボタンをクリックして下さい。
キーによるパージ
コンテンツをサロゲート・キー (surrogate key) によりパージするには、以下の手順を行って下さい。
- Fastly コントロールパネルにログインし、Configure のリンクをクリックします。
- サービスメニューから設定対象のサービスを選択します。
-
Purge メニューから Purge Key を選択して下さい。Purge Key 画面が表示されます。
- Keys フィールドにキーを1つまたは複数個、入力して下さい。複数キーを入力する際は、スペースで区切って下さい。
- Soft purge チェックボックスをチェックすると、キャッシュされたコンテンツを削除するのではなく、期限切れとしてマークすることができます。
- Purge ボタンをクリックして下さい。
全コンテンツのパージ
警告: 503 エラーが発生している場合に全コンテンツのパージを実行するのはご注意ください。全コンテンツをパージすると期限切れコンテンツの配信も解除され、Fastly 配信拠点に再度キャッシュするためにオリジンサーバーから再びコンテツが取得されます。このため、全コンテンツのパージは一時的にキャッシュヒット率を急激に低下させ、オリジンサーバーへのトラフィック増の原因になります。全コンテンツのパージは一時的なトラフィック増をオリジンサーバーが処理出来ることをご確認の上実行下さい。
サービスの配下のすべてのコンテンツを削除するには、以下の手順を行って下さい。
- Fastly コントロールパネルにログインし、Configure のリンクをクリックします。
- サービスメニューから設定対象のサービスを選択します。
-
Purge メニューから Purge All を選択して下さい。Purge All 画面が表示され、パージが行われるサービス名が表示されます。
- Purge all 画面のテキストフィールドに、確認のために全コンテンツパージを行いたいサービスの名前を入力して下さい。
- Purge ボタンをクリックして下さい。
API 経由でのパージ
API 経由でパージを行うための構文は API ドキュメントの Purging セクションを参照下さい。
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