サービスを設定する

サービスは、Web サイトやアプリケーションを運用するためにお客様が定義したキャッシュルールと動作のセットで構成されます。Fastly コントロールパネルでは、新しいサービスを作成したり、既存のサービスを編集することができ、必要に応じて設定した後、変更を含む新しいバージョンを有効化することができます。コントロールパネルでは、既存のサービスに対して他にもさまざまなことを行うことができます。例えば、名前の変更、サービスバージョンの比較無効化または 再有効化削除などが可能です。

新しいサービスの作成

以下のような場合に、新しいサービスバージョンを作成することをお勧めします。

  • 管理する新しい Web サイトを Web プロパティのリストに追加する
  • Fastly 経由ですでに配信している既存のドメインのリストに新しいドメインを追加する
  • サイト内の画像など、特定のデジタルアセットのトラフィックメトリクスを分離する

サービスを作成するには、まずドメインを作成し、次にホストを作成する必要があります。

新しいドメインの作成

新しいドメインを作成するには、以下の手順に従ってください。

  1. Fastly コントロールパネルにログインします。
  2. Create service ボタンをクリックします。空の状態のページが表示されます。
  3. Domains をクリックします。Domains ページが表示されます。
  4. Create domain ボタンをクリックします。Create a domain ページが表示されます。ドメインに関する詳しい説明とその使用方法については、ドメインの設定に関するガイドをご覧ください。

    Create a domain

  5. 以下の要領で Create a domain フィールドに入力します。
    • Domain Name フィールドには、ユーザーがブラウザに入力する、すなわちサイトにアクセスするための URL となる名前を入力します (例:www.example.com)。
    • Comment フィールドには、ドメインを説明するコメントを任意で入力できます。
  6. Create ボタンをクリックします。Domains ページに新しいドメインが表示されますが、ホストを追加するまで Activate ボタンは無効のままです。

新しいホストの作成

ドメインを作成したら、以下の手順で新しいホストを作成します。

  1. Origins をクリックします。Origins ページが表示されます。
  2. Create a host ボタンをクリックします。Hosts フィールドが表示されます。

    Create a host

  3. Hosts フィールドにはオリジンサーバーのホスト名または IP アドレスを入力します。ホスト名を入力すると、トランスポート・レイヤー・セキュリティ (TLS) が自動的に有効化され、ポート443が割り当てられます。 IP アドレスを入力すると TLS が無効化され、ポート80が割り当てられます。
  4. Add をクリックしてホストを追加します。

ホストの編集

ホストを作成した後、以下の手順でホストの詳細を編集できます。

  1. Hosts のセクションで、編集するホストの隣にある鉛筆アイコンをクリックします。Edit this host ページが表示されます。

    the Edit this host page

  2. 以下の要領で Edit this host 設定画面の各フィールドに入力します。
    • Name フィールドには、サーバーの名前を入力します (例:My Origin Server)。この名前は Fastly コントロールパネルに表示されます。
    • Address フィールドでは、オリジンサーバーの IP アドレス (またはホスト名) を任意で編集できます。

    通常ホストを設定する際に TLS を設定することをお勧めしますが、設定方法を学ぶ段階や設定のテストでは必要ありません。

    Transport Layer Security for service

  3. 以下の要領でトランスポートレイヤーセキュリティ (TLS) のセクションに入力します。
    • Enable TLS? をデフォルト設定のまま Yes にすると、TLS が有効化され、Fastly とオリジン間の接続のセキュリティを保護できます。TLS を有効化するには、オリジンサーバーに有効な SSL 証明書をインストールし、ファイアウォールのポート443 (または指定されたポート) を開く必要があります。TLS を使用しない場合は No を選択してください。
    • Verify certificate? をデフォルト設定のまま Yes にすると、ホストサーバーに現在インストールされている TLS 証明書の信頼性を確認できます。この検証により、POP が TLS を使ってホストサーバーに接続するたびに、関連するすべての証明書の 信頼の連鎖 が確認されます。No を選択すると証明書は検証されません。

    • Certificate hostname フィールドに、TLS 証明書に紐付く証明書のホスト名を入力します。入力する値は、発行された証明書にあるコモンネーム (CN) またはサブジェクトの別名 (SAN) のいずれかと一致している必要があります。
    • SNI ホスト名 フィールドでは、任意で SNI ホスト名を指定できます。SNI は一般的に、オリジンが Amazon S3 などの共有ホストを使用している場合、またはオリジンで複数の証明書を使用している場合にのみ必要です。詳細については、TLS のホスト名の設定に関するガイドを参照してください。
    • TLS CA certificate フィールドには、任意で TLS CA 証明書を入力します。自己署名された証明書または主要なブラウザでは一般的に認識されていない認証機関 (CA) によって署名された証明書を使用している場合は、CA が発行した証明書を提供することをお勧めします。詳細については、TLS CA 証明書の指定に関するガイドをご参照ください。
  4. Update ボタンをクリックします。利用可能なサービスの一覧に、新しいサービスが表示されます。
  5. 画面右上の Activate ボタンをクリックします。確認ウィンドウが表示されます。
  6. Confirm and Activate ボタンをクリックし、新しいサービスを有効化することを確認します。Configure ページに、新しいサービスの最初のバージョンの設定に関する詳細が表示されます。

設定の検証とテスト

Fastly 経由でトラフィックの配信を始める前に、サービスの設定内容が適切であることをテストするため、新しいブラウザウィンドウで http://www.example.com.global.prod.fastly.net を開き、www.example.com をお客様の Web サイトのドメイン名に置き換えます。これにより、お客様の Web サイトが表示されるはずです。ただし、新しい設定が有効になるまでに最大60秒ほどかかる場合があります。

テストを繰り返し、必要に応じて様々な設定内容を試すことができます。

Fastly 経由でトラフィックを配信する

サービスのセットアップを完了して Fastly 経由でトラフィックの配信を始めるには、お客様のドメインを Fastly へ向けるよう DNS の CNAME レコードを設定する必要があります。詳細については、CNAMEレコードの追加に関するガイドをご覧ください。

サービスの編集

既存のサービスのバージョンを編集し、以下を行うことができます。

  • サービスのキャッシュメモリにデータを保持する期間を変更する
  • オリジンサーバーが長期間利用できなくなった場合に、失効済みコンテンツを一時的に提供するようサービスを設定する (メンテナンスのためにオフラインにする場合など)
  • コンテンツのリクエストに対するオリジンサーバーからのレスポンスを Fastly が待つ時間を減らす

サービスバージョンの編集と有効化

Fastly ではすでに有効化されたサービスのバージョンがロックされるので、より安全なロールバックやバージョン管理が可能です。有効化されているかどうかに関わらず、既存のサービスバージョンをクローンし、そのクローンバージョンを編集することができます。サービスの設定変更をデプロイするには、新しいバージョンを「有効化」する必要があります。設定の変更は自動的に有効化されません。

サービスを変更し、新しいバージョンを有効化するには、以下の手順を行います。

  1. Fastly コントロールパネルにログインし、Configure をクリックします。Configure ページが表示されます。
  2. Edit Configuration ボタンをクリックします。Edit Configuration メニューが表示されます。

    The Configuration button

  3. 適切なサービス設定アクションを選択します。

    • Clone version_ [バージョン番号] _(active) を選択すると、サービスの有効なバージョンをクローンして編集することができます。
    • サービスの最新ドラフトを編集するには、Edit version_ [バージョン番号] _(latest draft) を選択します。

    サービスバージョンのページが表示され、バージョンが一覧表示されます。

  4. Activate をクリックします。サービスの新しいバージョンが有効化され、イベントログに表示されます。

その他の機能

サービスの作成編集に加えて、お客様のサービスをすべて表示 したり、サービスの簡略リスト を表示することができます。また、星を付けて All services ページのトップに固定したり、名前の変更バージョンの比較、特定バージョンの無効化再有効化サービスの削除などを行うことも可能です。

すべてのサービスを表示する

すべてのサービスを表示するには、Fastly のコントロールパネルにログインします。All services ページには、すべてのサービスの概要が、1秒あたりのリクエスト数が多い順に表示されます。

the All services page

すべてのサービスの簡略リストを表示する

多くのサービスをご利用の場合は、すべてのサービスの簡略リストを表示することができます。All services ページのサービスリストの上にある三本線のアイコンをクリックします。

the condensed list of services

サービスに星を付ける

多くのサービスをご利用の場合、頻繁に使用するサービスに星を付けて、All services ページのトップに固定することができます。サービスの横にある星印をクリックすると、そのサービスがページのトップに固定されます。

the list of services with one pinned

サービス名の変更

サービス名を変更するには、以下の手順に従ってください。

  1. Fastly コントロールパネルにログインします。
  2. All services ページから、該当するサービスを選択します。検索ボックスを使用して ID、名前、またはドメインで検索することができます。
  3. サービス名をクリックしてテキストボックスを表示し、新しいサービス名を入力します。

    renaming a service

  4. Enter を押します。新しく変更されたサービス名が表示されます。

異なるサービスバージョンの比較

サービスの2つのバージョンを比較するには、以下の手順に従ってください。

  1. Fastly コントロールパネルにログインします。
  2. All services ページから、該当するサービスを選択します。検索ボックスを使用して ID、名前、またはドメインで検索することができます。
  3. Diff versions をクリックします。

    selecting Diff versions

    Diff versions ページが表示されます。削除は赤で、追加や変更は緑で表示されます。影響を受けていない設定行の大きなブロックは、実際の変更点の左側、行番号の隣にあるプラス (+) 記号をクリックすることで、拡大して表示したり、折りたたんで隠すことができます。

    an example comparison of two service versions

    選択メニューで異なるバージョン番号を選択することで、比較するサービスのバージョンを変更することができます。

サービスの無効化

サービスを無効化するには、以下の手順に従ってください。

  1. Fastly コントロールパネルにログインします。
  2. All services ページから、該当するサービスを選択します。検索ボックスを使用して ID、名前、またはドメインで検索することができます。
  3. Options をクリックし、Deactivate を選択します。

    deactivate a service

    Deactivate service ウィンドウが表示されます。

    the Deactivate Service warning

  4. Enter service name フィールドに、無効化するサービス名を正確に入力します。
  5. Confirm and deactivate ボタンをクリックし、サービスを無効化すること、およびこのサービスでトラフィックを配信しないことを確認します。

また、API を使用してサービスの有効化と無効化を行うこともできます。サービスを誤って削除した場合は、こちらをご覧ください。

サービスの再有効化

サービスを再有効化するには、以下の手順に従ってください。

  1. Fastly コントロールパネルにログインします。
  2. All services ページから、該当するサービスを選択します。検索ボックスを使用して ID、名前、またはドメインで検索することができます。
  3. Edit configuration ボタンをクリックし、アクティブなバージョンをクローンするオプションを選択します。ドメインページが表示されます。
  4. Activate をクリックします。これによりサービスが再有効化されます。
  5. サービスを無効化した際にサービスのドメインの DNS CNAME レコードを削除した場合は、ここで新しい DNS CNAME レコードを追加する必要があります。

サービスの削除

Fastly では、作成したサービスとそのすべてのバージョンを一括で削除することができます。しかし、Fastly ではサービスの特定のバージョンを削除することはできません。サービスバージョンは、サービスに加えられた変更に関する履歴ログとしての意味があります。特定のサービスバージョンで導入された変更を元に戻すには、以前のバージョンを再有効化するか、または古いバージョンをベースに新しいサービスバージョンをクローンします。

サービスをそのすべてのバージョンと一緒に削除する場合は、以下の手順に従ってください。

  1. Fastly コントロールパネルにログインします。
  2. All services ページから、該当するサービスを選択します。検索ボックスを使用して ID、名前、またはドメインで検索することができます。
  3. Options をクリックし、Deactivate を選択します。サービスの無効化の警告が表示されます。
  4. Confirm and deactivate ボタンをクリックし、サービスを無効化すること、およびこのサービスでトラフィックを配信しないことを確認します。
  5. Options を再度クリックし、Delete を選択します。

    delete a service

    削除の確認ウィンドウが表示されます。

    the Confirm Delete window

  6. Confirm and delete ボタンをクリックし、サービスを削除することを確認します。

サービスバージョンにコメントを追加する

サービスバージョンには、ラベル付けや作業内容を示すコメントを入れることができます。ロックされたサービスバージョンと有効化されているサービスバージョンの両方でコメントの追加や更新が可能です。

  1. Fastly コントロールパネルにログインします。
  2. All services ページから、該当するサービスを選択します。検索ボックスを使用して ID、名前、またはドメインで検索することができます。
  3. Edit configuration ボタンをクリックし、アクティブなバージョンをクローンするオプションを選択します。ドメインページが表示されます。
  4. コントロールパネルの右上にある Add comment をクリックします。

    add comment

    コメントウィンドウが表示されます。

    the version comment window

  5. Comment フィールドに、そのバージョンに対する分かりやすいコメントを入力します。
  6. Save をクリックします。Add comment リンクがあった場所に、コメントの最初の部分が表示されます。

    the service version

誤ってサービスを削除した場合

Fastly では、サービスの無効化削除が可能です。無効化されたサービスはいつでも再有効化できますが、一度削除されたサービスを復元させたい場合は、Customer Support にご連絡 ください。リクエストを送る際には、以下の項目を必ず記入してください。

サービスの復元が完了次第、カスタマーサポートよりご連絡さしあげます。

Back to Top