Compute@Edge ログストリーミング:Elasticsearch
最終更新日 2022-05-10
Fastly の Compute@Edge サービスのリアルタイムログストリーミング機能では、ログファイルをElasticsearchに送信することができます。Elasticsearch は、分散型の RESTful 検索及び分析エンジンです。
注意
Fastly ではサードパーティのサービスに関する直接のサポートは行っておりません。詳細については、Fastly サービスの利用規約をご参照ください。
前提条件
Fastly Compute@Edge サービスのログエンドポイントとして Elasticsearch を追加する前に、Elasticsearch がリモートサーバー上で稼働していることを確認してください。ログを送信するポートを含むエンドポイント URL (Fastly からのトラフィックを受信できることを確認してください) と、ログの送信先インデックスの名前が必要になります。Elasticsearch の設定に関する詳細については、Elasticsearch 設定ドキュメントをご参照ください。
このログエンドポイントは、すべての有効にサポートされている Elasticsearch のバージョンと有効期限に既に達した一部バージョンと連携しています。また、OpenSearch サーバー統合もサポートしています。Elasticsearch と API 互換のその他の配信も機能するかもしれませんが、明示的にテストされておらず、保証はありません。
必須権限
index
アクションを介してBulk APIを使用してデータを送信します。基本認証を使用する場合、index
アクションを使用するために必要なインデックス権限をユーザーロールに付与するようにしてください。
また、Elasticsearch サーバーのルートパス API へのアクセスも必要です。API は、サーバーのバージョン番号などのメタデータを返します。これにより、統合が各お客様のサーバーに最適なバルクデータ API を選択できます。API へのアクセスにより、お客様が使用する幅広い Elasticsearch バージョンとその他の Elasticsearch 互換配信との適切な連携が可能になります。
ログエンドポイントとして Elasticsearch を追加
次の手順に従って、ログエンドポイントとして Elasticsearch を追加してください。
- Rust、AssemblyScript、および JavaScript で書かれた Compute@Edge コードでログ記録を実行する方法に関する詳細については Fastly の開発者向けドキュメントをご覧ください。
- Elasticsearch Create endpointボタンをクリックしてください。Create an Elasticsearch endpoint ページが表示されます。
- Create an Elasticsearch endpointに次のように入力します。
- Name フィールドに、Compute@Edge コードに指定した名前を入力します。例えば、Rust コードの例では、名前は
my_endpoint_name
です。 - URLフィールドに、ログの送信先のポートを含む Elasticsearch エンドポイント URL を入力します。URL は、Fastly からの TCP トラフィックを受信できるポートで HTTPS を使用し、送信する必要があります。
- Indexフィールドに、ログの送信先となる Elasticsearch インデックス名を入力します。インデックスは、Elasticsearch インデックス形式のルールに従う必要があります。 Fastly は、中かっこ内のに、番号記号から始めるstrftimeの補間変数をサポートしています。例えば、
#{%F}
では YYYY-MM-DD 形式で今日の日付が補間されます。 - Pipelineフィールドには、インデックス作成前に事前処理変換を適用する Elasticsearch ingest pipeline ID をオプションで入力します (例:
my_pipeline_id
)。 - Maximum logsフィールドには、バッチに追加するログの最大数 (0以外) をオプションで入力します。
- Maximum bytesフィールドには、 ログバッチの最大バイト数をオプションで入力します。
- BasicAuth userフィールドには、Basic 認証ユーザー名をオプションで任意で入力します。
- BasicAuth passwordフィールドには、Basic 認証パスワードをオプションで入力します。
- TLS hostname フィールドに、ログの送信先サーバーの証明書を検証するためのホスト名を任意で入力します。これは、証明書のサブジェクト代替名 (SAN) フィールドの1つと同じである必要があります。コモンネーム (CN) はサポートされていません。
- TLS CA certificateフィールドには、オリジンサーバーの証明書が有効であることを確認するために使用する認証機関 (CA) の証明書を任意でコピー&ペーストしてください。アップロードする証明書は PEM 形式である必要があります。周知の認証機関によって署名されてない場合には、証明書のアップロードを熟慮してください。TLS 証明書が周知の機関によって署名されていれば、必要ありません。
- TLS client certificateフィールドには、オリジンサーバーへの認証に使用する TLS クライアント証明書を任意でコピー&ペーストしてください。アップロードする TLS クライアント証明書は、PEM 形式で、クライアント証明書を添付する必要があります。TLS クライアント証明書により、Fastly が接続を実行していることをサーバーが認証できるようになります。
- TLS client keyフィールドには、バックエンドサーバーへの認証に使用する TLS クライアントキーを任意でコピー&ペーストしてください。アップロードする TLS クライアントキーは、PEM 形式で、TLS クライアント証明書を添付する必要があります。TLSクライアントキーを使用すると、Fastlyが接続を実行していることをサーバが認証することができます。
- Name フィールドに、Compute@Edge コードに指定した名前を入力します。例えば、Rust コードの例では、名前は
- Create ボタンをクリックすると、新しいログエンドポイントが作成されます。
- Activate ボタンをクリックして設定変更をデプロイします。