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ログストリーミング: Cloud Files
最終更新日 2023-09-13
Fastly の リアルタイムのログストリーミング 機能は、ログファイルを Cloud Files に送信することができます。Rackspace によって運営される Cloud Files は、開発者や IT チームが利用するファイルストレージサービスです。
注意
Fastly ではサードパーティのサービスに関する直接のサポートは行っておりません。詳細については、Fastly のご利用規約をご覧ください。
前提条件
まだ Rackspace Cloud のアカウントをお持ちでない場合、登録が必要です。Rackspace の Web サイトに記載されている手順に従ってください。
Cloud Files のユーザーとコンテナの作成
まず Rackspace のクラウドコントロールパネルから、制限されたアクセス許可を持つ Cloud Files ユーザーを作成します。
- Rackspace のクラウドコントロールパネルにログインします。
- User account メニューから User Management を選択します。
- Create User をクリックし、適切な詳細をすべて入力します。
- Product Access セクションで User Role を Custom に設定します。
- Product Access リストを確認します。Product 欄の Files 項目を除くすべての項目に対して、Role を No Access に設定します。
- Files 項目の Role を Admin に設定します。これにより、ユーザーはログを保存するファイルを作成できますが、他のサービスにアクセスすることができなくなります。
次に、Cloud Files アカウントの API キーを確認します。Cloud Files API を使用して認証するために、後でこれを使用します。
- ユーザーアカウントメニューから Account Settings を選択します。
- Login details で API キーを表示し、キーを書き留めておきます。
Cloud Files ユーザーを作成し、API キーの確認ができたところで、Cloud Files コンテナを設定します。
- Storage メニューから Files を選択します。
- Create Container をクリックします。
- コンテナに
Fastly logs - my service
のような分かりやすい名前を割り当てます。 - 地域を選択し、ファイルを保存し、コンテナがプライベートであることを確認します。
- Create Container をクリックします。
Cloud Files のログエンドポイントの追加
Cloud Files のユーザーとコンテナを作成したら、以下の手順に従い Cloud Files をログエンドポイントとして追加します。
- Deliver サービス
- Compute サービス
- リモートログストリーミングの設定に関するガイドをご確認ください。
- Rackspace Cloud Files エリアで、Create endpoint をクリックします。
- Create a Cloud Files endpoint フィールドに以下のように記入します。
- Name フィールドに分かりやすいエンドポイントの名前を入力します。
- Placement セクションでは、生成される VCL にログコールが配置される場所を選択します。有効な値は Format Version Default、waf_debug (waf_debug_log)、None です。詳細については、ログ配置の変更に関するガイドをご覧ください。
- Log format フィールドには、ログ形式に使用する Apache 形式の文字列や VCL 変数を任意で入力します。詳細については、形式例のセクションをご覧ください。
- (オプション) Timestamp format フィールドに、ログファイルのタイムスタンプ形式を入力します。デフォルトでは
strftime
互換文字列です。詳細については、ログファイルの書き込み先の変更に関するガイドを参照してください。 - Bucket name フィールドに、ログを保存する Cloud Files コンテナの名前を入力します。
- User フィールドに、上記で作成した Cloud Files ユーザーのユーザー名を入力します。
- Access key フィールドに、Cloud Files アカウントの API キーを入力します。
- (オプション) Period フィールドに、ログファイルのローテーションの頻度をコントロールするための間隔 (秒単位) を入力します。ローテーションにより、1つのファイルオブジェクトが完了すると、新たなファイルオブジェクトが作成されます。以前に作成されたファイルオブジェクトが削除されることはありません。デフォルトでは
3600
秒に設定されています。 - Region メニューから、ログの送信先の地域を選択します。
- Advanced options をクリックして、以下のように、フィールドにすべて入力します。
- (オプション) Path フィールドには、ファイルを保存するバケット内のパスを入力します。パスの末尾にスラッシュを付けます。このフィールドを空にすると、ファイルはバケットのルートパスに保存されます。詳細については、ログファイルの書き込み先の変更に関するガイドを参照してください。
- (オプション) PGP public key フィールドに、Fastly がログファイルをディスクに書き込む前に、ログファイルを暗号化するために使用する PGP 公開鍵を入力します。秘密鍵で復号化することによってのみ、コンテンツを読み取ることができます。PGP 公開鍵は PEM (Privacy-Enhanced Mail) 形式でなければなりません。詳細については、ログの暗号化に関するガイドをご覧ください。
- Select a log line format のセクションで、ログメッセージのログライン形式を選択します。詳細については、ログライン形式の変更に関するガイドをご覧ください。
- (オプション) Compression フィールドで、ログファイルに適用する圧縮形式を選択します。詳細については、ログ圧縮オプションの変更に関するガイドをご覧ください。
- Create をクリックして新規のログエンドポイントを作成します。
- Activate をクリックして設定への変更をデプロイします。
フォーマットの例
以下に示すのは、Cloud Files にデータを送信する書式指定文字列の例です。書式指定文字列の詳細については、こちらをご覧ください。
1{2 "timestamp": "%{strftime(\{"%Y-%m-%dT%H:%M:%S%z"\}, time.start)}V",3 "client_ip": "%{req.http.Fastly-Client-IP}V",4 "geo_country": "%{client.geo.country_name}V",5 "geo_city": "%{client.geo.city}V",6 "host": "%{if(req.http.Fastly-Orig-Host, req.http.Fastly-Orig-Host, req.http.Host)}V",7 "url": "%{json.escape(req.url)}V",8 "request_method": "%{json.escape(req.method)}V",9 "request_protocol": "%{json.escape(req.proto)}V",10 "request_referer": "%{json.escape(req.http.referer)}V",11 "request_user_agent": "%{json.escape(req.http.User-Agent)}V",12 "response_state": "%{json.escape(fastly_info.state)}V",13 "response_status": %{resp.status}V,14 "response_reason": %{if(resp.response, "%22"+json.escape(resp.response)+"%22", "null")}V,15 "response_body_size": %{resp.body_bytes_written}V,16 "fastly_server": "%{json.escape(server.identity)}V",17 "fastly_is_edge": %{if(fastly.ff.visits_this_service == 0, "true", "false")}V18}
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