ログストリーミング: OpenStack

Fastly のリアルタイムログストリーミング機能によって、ログファイルを OpenStack に送信することができます。OpenStack は、クラウドコンピューティングのためのオープンソースプラットフォームで、多くの企業が IaaS (Infrastructure as a Service) として導入しています。

注意

Fastly ではサードパーティのサービスに関する直接のサポートは行っておりません。詳細については、Fastly のご利用規約をご覧ください。

OpenStack をログエンドポイントとして追加する

以下の手順に従って OpenStack をログエンドポイントとして追加します。

  1. Deliver サービス
  2. Compute サービス
  1. リモートログストリーミングの設定に関するガイドをご確認ください。
  2. OpenStack エリアで、Create endpoint をクリックします。
  3. 以下の要領で Create an OpenStack endpoint ページの各フィールドに入力します。
    • Name フィールドに分かりやすいエンドポイントの名前を入力します。
    • Placement セクションでは、生成される VCL にログコールが配置される場所を選択します。有効な値は Format Version Defaultwaf_debug (waf_debug_log)None です。詳細については、ログ配置の変更に関するガイドをご覧ください。
    • Log format フィールドには、ログ形式に使用する Apache 形式の文字列や VCL 変数を任意で入力します。詳細については、形式例のセクションをご覧ください。
    • (オプション) Timestamp format フィールドに、ログファイルのタイムスタンプ形式を入力します。デフォルトでは strftime 互換文字列です。詳細については、ログファイルの書き込み先の変更に関するガイドを参照してください。
    • Auth URL フィールドに OpenStack の認証に使用する URL を入力します (例: https://auth.api.rackspacecloud.com/v1.0)。
    • Bucket name フィールドに、ログを保存する OpenStack バケットの名前を入力します。
    • User フィールドに OpenStack のユーザー名を入力します。
    • Access Key フィールドに OpenStack のアクセスキーを入力します。
    • (オプション) Period フィールドに、ログファイルのローテーションの頻度をコントロールするための間隔 (秒単位) を入力します。ローテーションにより、1つのファイルオブジェクトが完了すると、新たなファイルオブジェクトが作成されます。以前に作成されたファイルオブジェクトが削除されることはありません。デフォルトでは3600秒に設定されています。
  4. Advanced options をクリックし、以下のようにフィールドに入力します。
    • (オプション) Path フィールドには、ファイルを保存するバケット内のパスを入力します。パスの末尾にスラッシュを付けます。このフィールドを空にすると、ファイルはバケットのルートパスに保存されます。詳細については、ログファイルの書き込み先の変更に関するガイドを参照してください。
    • (オプション) PGP public key フィールドに、Fastly がログファイルをディスクに書き込む前に、ログファイルを暗号化するために使用する PGP 公開鍵を入力します。秘密鍵で復号化することによってのみ、コンテンツを読み取ることができます。PGP 公開鍵は PEM (Privacy-Enhanced Mail) 形式でなければなりません。詳細については、ログの暗号化に関するガイドをご覧ください。
    • Select a log line format のセクションで、ログメッセージのログライン形式を選択します。詳細については、ログライン形式の変更に関するガイドをご覧ください。
    • (オプション) Compression フィールドで、ログファイルに適用する圧縮形式を選択します。詳細については、ログ圧縮オプションの変更に関するガイドをご覧ください。
  5. Create をクリックして新規のログエンドポイントを作成します。
  6. Activate をクリックして設定への変更をデプロイします。

フォーマットの例

以下に示すのは、OpenStack にデータを送信する書式指定文字列の例です。書式指定文字列の詳細については、こちらをご覧ください。

1{
2 "timestamp": "%{strftime(\{"%Y-%m-%dT%H:%M:%S%z"\}, time.start)}V",
3 "client_ip": "%{req.http.Fastly-Client-IP}V",
4 "geo_country": "%{client.geo.country_name}V",
5 "geo_city": "%{client.geo.city}V",
6 "host": "%{if(req.http.Fastly-Orig-Host, req.http.Fastly-Orig-Host, req.http.Host)}V",
7 "url": "%{json.escape(req.url)}V",
8 "request_method": "%{json.escape(req.method)}V",
9 "request_protocol": "%{json.escape(req.proto)}V",
10 "request_referer": "%{json.escape(req.http.referer)}V",
11 "request_user_agent": "%{json.escape(req.http.User-Agent)}V",
12 "response_state": "%{json.escape(fastly_info.state)}V",
13 "response_status": %{resp.status}V,
14 "response_reason": %{if(resp.response, "%22"+json.escape(resp.response)+"%22", "null")}V,
15 "response_body_size": %{resp.body_bytes_written}V,
16 "fastly_server": "%{json.escape(server.identity)}V",
17 "fastly_is_edge": %{if(fastly.ff.visits_this_service == 0, "true", "false")}V
18}

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