Compute@Edge ログストリーミング:Syslog

Fastly の ComputCompute@Edge サービスのリアル タイム ログ ストリーミング機能では、ログ ファイルを syslog ベースのログ ソフトウェアに送信することができます。Syslog は、メッセージログに広く使用されている規格です。

注意

Fastly ではサードパーティのサービスに関する直接のサポートは行っておりません。詳細については、Fastly サービスの利用規約をご参照ください。

ログエンドポイントとして syslog を追加する

以下の手順に従って、ログエンドポイントとして syslog を追加してください:

  1. RustAssemblyScript、および JavaScript で書かれた Compute@Edge コードでログ記録を実行する方法に関する詳細については Fastly の開発者向けドキュメントをご覧ください。
  2. Syslog のCreate endpointボタンをクリックしてください。Create a Syslog endpoint ページが表示されます。
  3. 以下の要領でCreate a Syslog endpointページの各フィールドに入力します。
    • Name フィールドに、Compute@Edge コードに指定した名前を入力します。例えば、Rust コードの例では、名前は my_endpoint_name です。
    • Syslog address フィールドに、ログが送信されるドメイン名や IP アドレスとポートを入力します。このポートが Fastly から受信した TCP トラフィックを受信できることを確認してください。詳細についてはファイアウォールへの考慮のセクションを参照してください。
    • Token フィールドには、各ログ行の前に送信する文字列のプレフィックス (行頭文字) を任意で入力します。
    • TLS メニューから、syslog のエンドポイントの暗号化を無効にするには No を、有効にするには Yes を選択します。Yes を選択すると、追加の TLS フィールドが表示されます。
    • TLS hostname フィールドに、ログの送信先サーバーの証明書を検証するためのホスト名を任意で入力します。これは、証明書のサブジェクト代替名 (SAN) フィールドの1つと同じである必要があります。コモンネーム (CN) はサポートされていません。このフィールドは、Use TLS メニューから Yes を選択した場合にのみ表示されます。
    • TLS CA certificate フィールドには、Syslog サーバーの証明書が有効であることを確認するために使用する認証局 (CA) の証明書を任意でコピー&ペーストしてください。アップロードする証明書は PEM 形式である必要があります。周知の認証機関によって署名されてない場合には、証明書のアップロードを熟慮してください。TLS 証明書が周知の機関によって署名されていれば、必要ありません。このフィールドは、Use TLS メニューから Yes を選択した場合にのみ表示されます。
    • TLS client certificate フィールドには、Syslog サーバーへの認証に使用する TLS クライアント証明書を任意でコピー&ペーストしてください。アップロードする TLS クライアント証明書は、PEM 形式で、クライアントキーを添付する必要があります。TLS クライアント証明書により、Fastly が接続を実行していることを Syslog サーバーが認証できるようになります。このフィールドは、Use TLS メニューから Yes を選択した場合にのみ表示されます。
    • TLS client key フィールドには、Syslog サーバーへの認証に使用する TLS クライアントキーを任意でコピー&ペーストしてください。アップロードする TLS クライアントキーは、PEM 形式で、TLS クライアント証明書を添付する必要があります。TLS クライアントキーにより、Fastly が接続を実行していることを Syslog サーバーが認証できるようになります。このフィールドは、Use TLS メニューから Yes を選択した場合にのみ表示されます。
  4. Create a Syslog endpoint ページの Advanced options をクリックし、必要に応じてオプションフィールドを変更します。
  5. Create a Syslog endpoint ページの Advanced options に以下のように入力します。
    • Select a log line format のセクションで、ログメッセージのログライン形式を選択します。詳細については、ログライン形式の変更に関するガイドをご覧ください。これは、Syslog 設定と互換性がある必要があります。
  6. Create ボタンをクリックすると、新しいログエンドポイントが作成されます。
  7. Activate ボタンをクリックして設定変更をデプロイします。

推奨されるログ形式

ログメッセージには、選択した任意の形式が適用されます。これは、上記で選択したログ行形式が Syslog に送信され、解析される行全体に適用されるためです。

Syslog の機能と重要度

Syslog の出力には、以下のような機能と重要度の値が含まれます。

facility: local0
severity: info

ファイアウォールへの考慮事項

Syslog にはセキュリティ機能が制限されています。このため、syslog サーバーにファイアウォールを作成し、設定したポートの TCP トラフィックのみをアドレスブロックから受け入れるようにするとよいでしょう。Fastly の IP アドレスブロックのリストは動的なので、可能な限りプログラムから取得することをお勧めします。


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