ログストリーミング: Logentries
最終更新日 2021-11-01
Fastly のリアルタイムログストリーミング機能によって、ログファイルを Logentries に送信することができます。リアルタイムのログ管理と分析が可能な Logentries を利用して、Fastly のログをモニタリングすることができます。
Fastly ではサードパーティのサービスに関する直接のサポートは行っておりません。詳細については、Fastly サービスの利用規約をご参照ください。
Logentries アカウントのワンクリックセットアップ
Logentries との提携により、Logentries アカウントを自動的に作成し、ログエンドポイントを設定することができます。Logentries のワンクリック統合機能を使用して、データ量が無制限の30日間のトライアルアカウントを作成できます。30日後、Logentries のプレミアムプランのいずれかにアップグレードしない場合、データ量が月 5 GB までに制限されます。
以下の手順で Logentries ログエンドポイントを作成・設定できます。
- Fastly コントロールパネルにログインします。
- Home ページから、適切なサービスを選択します。検索ボックスを使用すると、ID、名称、ドメインでの検索が行えます。
- Edit configuration ボタンをクリックし、アクティブなバージョンをクローンするオプションを選択します。ドメインページが表示されます。
-
Logging リンクをクリックします。Logging endpoints ページが表示されます。既存のログエンドポイントがある場合は、Create endpoint ボタンをクリックします。
- Logentries のワンクリック・セットアップ・ボックスで、Create Account ボタンをクリックします。Logentries ログが自動的に作成されます。
- Activate ボタンをクリックして設定変更をデプロイします。
Logentries アカウントへのアクセス
ワンクリック統合機能を使用して Logentries アカウントを作成した場合、Fastly のコントロールパネルから Logentries アカウントにアクセスする必要があります。Logentries にログインするには、以下の手順に従ってください。
- Fastly コントロールパネルにログインします。
- Home ページから、適切なサービスを選択します。検索ボックスを使用すると、ID、名称、ドメインでの検索が行えます。
- Edit configuration ボタンをクリックし、アクティブなバージョンをクローンするオプションを選択します。ドメインページが表示されます。
-
Logging リンクをクリックします。Logging endpoints ページが表示されます。
- Logentries log view をクリックして Logentries アカウントのダッシュボードにアクセスします。
ログエンドポイントとして Logentries を手動で追加する
Logentries アカウントをすでにお持ちの場合、または Logentries の Web サイトで Logentries アカウントを作成したい場合は、Fastly コントロールパネルで Logentries をエンドポイントとして手動で追加することができます。
前提条件
- Logentries アカウントを登録します。
- Logentries の Web サイトの指示に従って Logentries アプリケーションで新しいログを作成します。
- 新しいログを作成する際、Manual Configuration と Token TCP を選択します。
- Logentries の設定パネルに表示されたトークンをメモします。Fastly サービスのログエンドポイントとして Logentries を追加する際に、このトークンを使用することをお勧めします。
コントロールパネルでログエンドポイントを作成する
Logentries で新しいログを作成し、トークンを取得したら、以下の手順で Fastly サービスのログエンドポイントとして Logentries を追加します。
- リモートログストリーミングの設定に関するガイドの情報をご参照ください。
- Logentries by Rapid7 の Create endpoint ボタンをクリックします。Create a Logentries endpoint ページが表示されます。
- 以下の要領で Create a Logentries endpoint ページの各フィールドに入力します。
- Name フィールドに分かりやすいエンドポイントの名前を入力します。
- Placement セクションでは、生成される VCL にログコールが配置される場所を選択します。有効な値は Format Version Default、waf_debug (waf_debug_log)、None です。詳細については、ログ配置の変更に関するガイドをご参照ください。
- Log format 欄には、ログフォーマットに使用するための Apache 形式の文字列や VCL 変数を任意で入力します。詳細は形式の例のセクションを参照してください。
- Token フィールドに、Logentries の設定パネルに表示されたトークンを入力します。
- Region メニューから、ログを配信するリージョンを選択します。以前の Logentries アカウントでは、ログ表示 URL が
https://logentries.com/
で始まる場合、EU
を選択します。InsightOps アカウントの場合、Rapid7 アカウントのサインアップ時に選択したデータストレージ領域に基づいて、地域を選択します。たとえば、ログ表示 URL がhttps://us2.ops.insight.rapid7.com/
である場合、選択された地域はUS-2
になります。
- Create a Logentries endpoint ページの Advanced options をクリックし、必要に応じてオプションフィールドを変更します。
- Create a Logentries endpoint ページの Advanced options で以下のように入力します。
- TLS メニューから任意で Yes を選択します。
- Create ボタンをクリックすると、新しいログエンドポイントが作成されます。
- Activate ボタンをクリックして設定変更をデプロイします。
形式の例
以下に示すのは、Logentriesにデータを送信する書式の例です。書式の詳細については、こちらをご覧ください。
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{
"timestamp": "%{strftime(\{"%Y-%m-%dT%H:%M:%S%z"\}, time.start)}V",
"client_ip": "%{req.http.Fastly-Client-IP}V",
"geo_country": "%{client.geo.country_name}V",
"geo_city": "%{client.geo.city}V",
"host": "%{if(req.http.Fastly-Orig-Host, req.http.Fastly-Orig-Host, req.http.Host)}V",
"url": "%{json.escape(req.url)}V",
"request_method": "%{json.escape(req.method)}V",
"request_protocol": "%{json.escape(req.proto)}V",
"request_referer": "%{json.escape(req.http.referer)}V",
"request_user_agent": "%{json.escape(req.http.User-Agent)}V",
"response_state": "%{json.escape(fastly_info.state)}V",
"response_status": %{resp.status}V,
"response_reason": %{if(resp.response, "%22"+json.escape(resp.response)+"%22", "null")}V,
"response_body_size": %{resp.body_bytes_written}V,
"fastly_server": "%{json.escape(server.identity)}V",
"fastly_is_edge": %{if(fastly.ff.visits_this_service == 0, "true", "false")}V
}
次のステップ
Logentries は、カスタム VCL を活用して高度な User-Agent 統計、地域別統計、エラー追跡などを提供する Fastly Community Pack をサポートします。